乃木坂46(ノギザカ フォーティシックス)とは
(c)乃木坂46LLC
乃木坂46は『AKB48の公式ライバル』として2011年8月21日に結成された女性アイドルグループで、総合プロデューサーはAKB48と同じ秋元康氏です。
グループ名の「乃木坂46」ですが、『乃木坂』は最終オーディション会場の「SME乃木坂ビル」に、『46』は「AKB48より人数が少なくても負けないという意気込み(秋元康氏)[1]」を由来としています(46人で活動するグループ、というわけではありません)。
秋元康氏によれば「コンセプトが無いのがコンセプト」。専用の劇場を持たずに活動をする点、そして公演は前後半に分かれていて、前半が終わった休憩中に投票を行い、後半のポジションや活動メンバーが変わってくる点など、AKB48とは差別化がされています。
乃木坂46の主要なロゴ (c)乃木坂46LLC
2011年8月22日に、38,934人の中から第1期メンバー36名がお披露目されました。辞退者2名と、学業のため活動休止を発表した秋元真夏を除く33名で活動がスタートします。
デビュー前の2011年10月2日からは冠番組「乃木坂って、どこ?」がテレビ東京系列(テレビ東京・テレビ愛知・テレビ北海道・テレビせとうち・TVQ九州放送)でスタートしています。
2012年2月22日に「ぐるぐるカーテン」でデビューし、女性アーティストとしては初めて「デビューした年にCD3作で首位を獲得」しています。
さて、乃木坂46のメンバーは、本番前や出演前など「いざこれから」というときに円陣を組んで「気合い入れ」を行います。サードシングル「走れ!Bicycle」のType-Bのカップリング曲「人はなぜ走るのか?」の冒頭でも聴くことができます。
せーの、のー(手拍子4回)、ぎゅ(手拍子3回+3回)、ぎゅ~
(せーの) 努力、感謝、笑顔、うちらは乃木坂上り坂46!!!
最初の「のーぎゅ」の部分は振付師の南流石が作ったのですが、その後ろの部分は「努力大事じゃない?笑顔も?とか言いながら作っていって」今の形になったそうです[2]。手拍子も「46」を意識して「4回、6回」になっています。
『ぎゅ』の部分は、わーって表に出ていく前に自分のことを抱きしめて!という意味が込められているそうです(2019年8月4日放送の『日曜はカラフル!!』(TOKYO MX)より)。
レアバージョンとして、2012年5月12日幕張メッセで行われた「指原莉乃×乃木坂46合同握手会」の際には、指原莉乃を含めて「努力・感謝・笑顔、うちらは乃木坂、上り坂、ついでに指原、上り坂!」と掛け声をかけていました。しかもこれは指原が自ら考案したもの[3]。
他の48Gと同様、乃木坂46も恋愛禁止なのですが、他にもローカルルールがあるようです。
・ネイル禁止:西野七瀬の2012年3月27日のブログに書いてあります[4]。
・弱肉強食:差し入れのお菓子やお弁当などが届いたときは、各自に自分のを確保して、遅れてきて残っていなかった子はあきらめる、というものです。おそらく「ちんすこう事件」に由来するルールと思われます。
2012年12月29日には「乃木坂46オフィシャルウェブショップ」がオープンして、会場に足を運ぶことが難しいファンも公式グッズを購入することが可能になりました。
そして、2013年3月28日に、二期生が始動します。応募総数16,302人から選ばれたのは13名。お披露目は「16人のプリンシパルdeux」の公演後、でした。「研究生」として活動をしていき、すでに何名かは正規メンバーとして活動、選抜入りしているメンバーもいます。
その後2015年2月22日、西武ドーム(現:西武プリンスドーム)で行われた3rd Birthday Liveにて、6名の研究生の正規メンバーへの昇格が発表され、二期生を含めた全員が正規メンバーとなりました。
翌年、2016年のBirthday Liveは、2016年問題(東京オリンピック開催に向けて大型施設が建て替えや改修に入り、ライブ会場が圧倒的に不足する)の影響で、毎年2月22日に開催されていたが延期となってしまいました。
そしてその代わりにデビュー4周年企画として行われたのが「乃木坂46時間TV」でした。文字通り、2016年2月20日午前4時から、2月22日午前2時までの46時間のインターネット番組で、基本は生放送でした(もちろん深夜時間帯など映像配信だけの時間帯もあった)。
ちなみに、ファンレターの送り先は
〒102-8353
東京都千代田区六番町4番地5
乃木坂46運営事務局 ○○○○○
です。上の「○○○○○」はメンバーの名前を書いてくださいね。
あ、そうそう。「千代田区6-4-5」って略して書いちゃダメですからね! 「千代田区六番町」が住所なので。番地の部分は「4-5」と略せますよ。
プレゼントに関しては、運営事務局の判断でメンバーに渡せない場合があるそうなので、公式ページの注意書きを事前に確認ください。
※2017年3月28日より、プレゼントの受付が当面の間中止となっていますのでご注意ください[5]
こぼれ話
2011年6月28日にAKB48の公式ライバルとして乃木坂46が誕生することが発表されました。翌29日にも公式ホームページが開設され、1期生オーディションの応募が開始されます。
その裏では、
AKB48の人気がブレークした約1年前ごろから、秋元氏はごく近いスタッフだけに「新たなアイデアがある。コードネームはシャドー(shadow)」と漏らしていた。直訳するとAKBの影武者的グループだが、日刊スポーツの取材に秋元氏は「実態はAKB48の公式ライバル」と答えた。[1]といった計画がひそかに進んでいたようです。
応募先の名称が『(株)ソニー・ミュージックエンタテインメント「AKB48公式ライバル委員会」係』だったことからも、オーディションに参加しようとした人にとっては新鮮で刺激的だったのでは、って思いますね。
こぼれ話Part.2
乃木坂46の現役メンバーは、全員『乃木坂46合同会社』が所属事務所です。
グループを卒業する場合、そのまま「乃木坂46合同会社」所属として活動していくか、事務所を移籍するか、フリーランスとして活動するか、または芸能活動などからは引退して事務所を退所するか、といった選択肢があります。「乃木坂46合同会社」所属のまま活動をしているOGは、乃木坂46公式ページの「乃木坂46合同会社所属タレント一覧」のリンクから確認することができます。
移籍したOGの事務所も、多岐にわたっています(下記、抜粋)。在籍中の活動から、特色ある事務所へ移籍したOGも多いです。井上小百合は舞台制作も手掛ける「シス・カンパニー」に、新内眞衣はアナウンサーやキャスターが多数在籍する「セントフォース」に移籍しています。
また、夢のためにグループを卒業し、見事に「キー局アナウンサー」になった市來玲奈、斎藤ちはるといったメンバーもいます。
・生田 絵梨花 ⇒ 太田プロダクション
・生駒 里奈 ⇒ 乃木坂46LLC ⇒ A.M.Entertainment
・市來 玲奈 ⇒ 日本テレビ(編成局アナウンス部)
・井上 小百合 ⇒ シス・カンパニー
・斎藤 ちはる ⇒ テレビ朝日(アナウンス部)
・佐々木 琴子 ⇒ スタイルキューブ
・新内 眞衣 ⇒ セントフォース
・永島 聖羅 ⇒ ホリプロ
・能條 愛未 ⇒ 乃木坂46LLC ⇒ ワイルドプラネット
・深川 麻衣 ⇒ テンカラット
・若月 佑美 ⇒ 乃木坂46LLC ⇒ ゼスト
こぼれ話Part.3
2023年2月1日に『乃木坂46の公式ライバルグループの結成』が発表されました。オーディションは株式会社Ligareaz Managementによる「がんばれ!ニッポンのアイドル」プロジェクトの第一弾として行われました。
プロデュースはAKB48や乃木坂46と同様に秋元康が務めることになり、ついに乃木坂46もライバルグループが立ち上がるほどに大きくなったんだな、、、なんて思っている余裕はないかもしれませんね。
2023年6月15日にメンバー23名がお披露目され、グループ名は「僕が見たかった青空」と発表されました。これから、注目されていくグループになるんでしょうね。
[1]ORICON STYLE 乃木坂46「理想の告白シチュエーション&理想の男性って!?」
http://www.oricon.co.jp/music/interview/page/173/2/
[2]乃木坂46運営スタッフ OFFICIAL BLOG 2012年5月12日『「幕張宣言!締結」指原莉乃x乃木坂46合同個別握手会!』
https://blog.nogizaka46.com/staff/2012/05/004730.php
[3]西野七瀬 OFFICIAL BLOG 2012年3月27日「鳥さんは数えたら16羽いました。プラス6で西野七瀬の家には22羽の鳥さんがいます。まだまだ未熟ですすいません」
https://blog.nogizaka46.com/nanase.nishino/2012/03/003783.php
[4]nikkansports.com「「乃木坂46」なりたい人集まれ~公募開始」
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20110629-797108.html
[5]【お知らせ】ファンの皆さまへ
https://www.nogizaka46.com/news/2017/03/post-12529.php