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Jackyの雑談コーナー -握手会会場の「生誕祭」編-

最近はメンバーが自身のブログでも紹介する機会もある「生誕祭」についてちょっと書いてみようと思います。ここに書いてあることはある一側面であって、全てではありませんので参考程度に見ていただければありがたいです。

「生誕祭」とは?

主に個別握手会で行われるイベントです。メンバーとの直接の交流が持てる握手会の中でも、特に個別握手会が選ばれます。誕生日前でいちばん近い握手会日程が選ばれるのが一般的ですが、諸般の事情で誕生日をはさんで比較的近い日が選ばれることもあります。

そして大きな特徴が「運営が開催する公式企画ではない」ということです。ファン有志が集まって企画して、運営側に許諾を得て行う「運営公認の非公式企画」です。もちろん、握手会会場を使って、メンバーを直接お祝いするという趣旨からも、運営側の許諾・協力は不可避です。

そしてこれは【大原則】なのですが、生誕祭はあくまでも「メンバーにはナイショのサプライズ企画」である、ということです。握手会などでメンバーに直接「次回握手会の生誕祭、楽しみだね!」などど話してしまうことがないようにしてくださいね♪当日は、レーンの飾りつけがあったりしますのでメンバーも分かりますけどねw


2014年5月5日にパシフィコ横浜で行われた伊藤かりん生誕祭の様子

※とはいえ、乃木坂も活動期間が長くなってきましたので生誕祭が開催されること自体はもちろんメンバーもわかっています。それを踏まえて、いつどのように開催するかは本人も知らないことですので、基本的にはメンバーには言わない方がいいでしょう。

「生誕祭」っていつやるの?

上記の通り、公式イベントではないので、乃木坂46公式ページでは開催のアナウンスは行われません。主にTwitterで、生誕祭を企画する有志団体である「生誕祭実行委員会」のアカウントから情報発信されます。

生誕祭の前には、握手会の会場やTwitterなどで「お祝いメッセージカードのお願い」を見る機会もあると思います。生誕祭メンバーへのプレゼントとしてメッセージカード(略して「メセカ」と呼ばれます)を集めたアルバムを贈ることが慣例化しているのですが、そのメッセージカードを書いてくれるファンの人たちを募集しています。この時に、生誕祭がいつ行われるか確認できることもあります。


メセカ(左:高山一実2014、右:桜井玲香2014)

「生誕祭」はだれでも見れるの?

生誕祭は、個別握手会の各部の休憩時間を使って行われます。休憩時間は握手エリア内には誰もいないので、ここにメンバーが来てお祝いをするスタイルを取ります(上写真手前側が握手エリアで、写真奥側がフリースペースです)。そのため、生誕祭は会場のフリースペースにいる人なら誰でも見ることができます。
メンバーが来るところの最前列は生誕委員の人たちがいますので、そこを除けば早いもの順という感じになります(最近は生誕委員用にブースが分けられています)。なので、委員用ブース近くに早めに行っておけば比較的良く見られると思います。しかし、次の部の入場待機列が比較的早い時間帯からできますので、自由に場所を確保できなくなることもあるのでそこはその時の会場の状況によります。
メンバーはマイクを持っているので、メッセージは会場にいれば誰でも聞けます。一緒にお祝いしてくれるメンバーが一緒について来てくれることもあり、そのメンバーが生誕メンバーにお祝いコメントや手紙を読んだりすることもあるので、それも楽しみの一つです。メンバーの意外な交友関係が見えたりするのも楽しいです(他の準備とかで、来たくても来られないケースもあるそうです)。最近は諸事情により、誕生日メンバー以外のメンバーが会場に来ることはあまりなくなりました。

生誕祭が始まると、入場曲が会場に流れてメンバーが所定の場所(最近は簡易なお立ち台が設置されている)にやってきます。このタイミングぐらいで、周りの人が後方の人にも見えるように座り始めると思います。多くの人が見られるよう、配慮をするのがマナーとなっています。

「生誕委員」はだれでもなれるの?

これは、それぞれの生誕委員会によって異なりますので一概には言えませんが、Twitterやmixiで「生誕祭実行委員会」のアカウントが立ち上がっていますから、個別に問い合わせてみてください。委員募集のお知らせツイートが流れてくることもありますね。また、会場でメッセージカード集めをしている生誕委員に直接聞いてみるのも良いかと思います。
一般的に「生誕祭実行委員会」はメンバー誕生日の半年ほど前から活動が活発になり、生誕祭が終了するといったん収束します。中にはファン同士でグループを作り、生誕祭はそのひとつの企画として活動している生誕委員会もあります。

もちろん、地方に住んでいて握手会や生誕祭には参加できないから・・・とあきらめている人もいるでしょう。しかし、当日は行かれないけど生誕祭の企画を一緒に考えてメンバーをお祝いしてあげたい、という地方在住や社会人の生誕委員もいます。例えば、上記のメッセージカードのデザインを考えたり、お揃いのTシャツを着てお祝いするならそのデザインを考えたり、握手会レーンの飾りつけを考えたり、やる気しだいです。地方の握手会でのメセカ集めも、大事なお仕事です。
最近は、メンバーが生誕祭の様子を写真付きでブログで紹介してくれるケースも多くて、自分が企画したものを形となって見ることができることもありますので、レーン装飾の企画などは遠方の委員の方にも参加しやすいかと思います。

そしてこれはどの生誕委員会もそうだと思いますが、企画を実現するためにはどうしても費用が掛かります。メッセージカード、当日のお花、レーンの装飾や告知チラシ(フライヤー)など、掛かった費用は生誕委員で割り勘(学生と社会人で金額差があることもありますが)となりますので、そこを十分に理解する必要もあります。そのため、企画には参加できない社会人の場合にはカンパ目的の人もいるようです。

そしてここで大事な留意事項を。これはだいたいどの生誕委員会でも当てはまると思います。

・企画内容などは生誕祭が終わるまで一切外部には秘密!
・進行には信頼関係が大事なので、自己中心的な言動はNG!
・生誕祭実行にかかる費用を分担することができること。
・途中で投げ出さないこと!(これ大事)
・メンバーへの認知や売名を目的としての参加は禁止

もちろん他にもあると思いますが、上記は最低限です。生誕祭は、生誕委員同士の信頼関係+乃木坂46運営委員会との信頼関係によって成り立っています。運営側が信頼し、協力してくれることで初めて先に進むことができます。その信頼を裏切る行為は、今後の他の生誕祭企画にも大きく影響してきますので、やってみたいと思った方は十分な配慮をお願いします。

「生誕委員」ってどんなことをするの?

これは、それぞれの生誕祭実行委員会に直接確認してください。

とはいっても、いわゆるスタンダードな委員のお仕事はいくつかありますのでご紹介しておきますね。

・メッセージカードを収集して、アルバム形式にまとめる
・生誕祭当日の握手会レーンを装飾する
・生誕記念品(メンバーのプレゼントや委員用)を企画・制作する
・生誕祭当日の段取りを企画する

簡単に書きましたが、何をするか・どうやるかを決めて、それを形にしていき、生誕祭当日に向けて調整する、という工程を経ていきます。凝った事や派手なことをしようとすれば、時間も人手も費用も掛かります。そのあたりの調整も大事なお仕事ですね。

なにより大事なのは、メンバーの誕生日をお祝いしてあげたい!という気持ちです。

番外編

握手会にもよく参加しているファンの方々でも「生誕委員は敷居が高い」と考えている人も多いようです。確かに周りから見ていると、生誕祭の前から、企画を考えたり、メッセージカード集めをしていたり、当日にはレーンの装飾品を準備していたり、企画のために参加してくれる人に「お祝いグッズ」を配ったり、、、いろいろとたいへんそうです。
実はこれ以外にも「単推しじゃないとダメなんでしょ?」とか「握手券を何十枚も使うような人じゃないとダメなんじゃないか」といった声も聞かれます。

もちろん、そんなことはありません(全部とは言いませんが・・・)

生誕を掛け持ちしている人もいますし、高校生など学生さんから社会人まで年齢層も様々です。遠方(海外)に住んでいて生誕祭に参加できないけど委員をやっている人もいます。「このメンバーの誕生日をお祝いしてあげたい!」という気持ちが大事です。

Jackyも生誕委員の経験がありますが、中途半端な気持ちでは難しいのは事実です。
委員同士の信頼関係で成り立っているので、自分が思ったように進まないからとか、決まった日程では生誕祭当日に出席できないから、と言った理由で途中で辞めてしまうことは絶対に避けてください。
何かの形で委員として企画に参加して、その結果としての生誕祭をメンバーが喜んでくれる姿をみたい、それに尽きます。生誕委員の報酬は「推しの笑顔」です。

番外編 Part.2

これは前々から言われていたことですが、『「生誕祭」という言葉はすでに亡くなった偉人の誕生日をお祝いするためのもので、存命中の人物に使うのはよろしくない』というお話です。

乃木坂46が活動を始めて、メンバーのお誕生日をお祝いしよう!っていう流れになった時、ライバルグループとされたAKB48(48G)を始めとしてアイドル業界ではすでに「メンバーの誕生日をお祝いする『生誕祭』というイベント」が開催されていました。当時の乃木坂ファンには他のアイドルグループのファンの人が数多く流れてきていたと思われますので、「乃木坂でも『生誕祭』をやろう」という流れになるのは自然なことだったんだと思います。

アイドルを応援する人にとって『生誕祭』というのは「メンバーの誕生日をお祝いするイベント」という概念ができていたのでそれをそのまま踏襲している、というのが実情かなと思います。

言葉は生き物なので、本来の用法ではないもの(誤用)が次第に普及していくこともあると思います。この『生誕祭』という言葉もそうなるかもしれないですね。

例えば、「割愛する」ってありますよね。読み方は「かつあいする」ですが、本来の意味は「惜しいと思うものを手放すこと」です。『愛着の気持ちを断ち切ること』から『割愛』という言葉になっています。下に、文化庁が作成しているYouTube動画を貼っておきます。このような誤用は他にも本当にたくさんあります。気になる方はいろいろと調べてみると面白いと思います。


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