乃木坂パープルハート

-Nogizaka Purple Heart- 乃木坂46ファンサイト

MVあれこれ -あの日 僕は咄嗟に嘘をついた-


この「ディスコグラフィ -MVあれこれ-」では、乃木坂46のMV作品紹介をしていきたいと思います。

10thシングル「何度目の青空か?」のアンダー楽曲です。
舞台公演を控えた演劇部でのドラマがメインに描かれています。内容は1990年に公開された映画「櫻の園」のオマージュとなっていて、当時同作に杉山紀子(ヤーシャ)役で出演していた、つみきみほさんが教師役で出演しているのも興味深いです。
プライベートでも仲が良い井上小百合と伊藤万理華ですが、今では演技派として知られる2人にも注目してみてもらいたい作品です。MusicVideoですが、楽曲のダンスシーンやリップシーン(歌っているシーン)がないので、純粋にストーリーを楽しんでみてください。

【出演メンバー】
伊藤かりん、伊藤万理華、井上小百合(センター)、川後陽菜、川村真洋、北野日奈子、齋藤飛鳥、斉藤優里、相楽伊織、新内眞衣、中田花奈、中元日芽香 永島聖羅、能條愛未、畠中清羅、樋口日奈、大和里菜、和田まあや

【特別出演】
つみきみほ

【スタッフ】
監督:湯浅弘章/カメラマン:今村圭佑/スタイリスト:市野沢祐大


卒業式を終え、卒業証書の入った筒を持って演劇部の部室にやってきた井上小百合。テーブルに置かれた伊藤万理華の台本には破られたページがあります。
(ここから回想シーンとなります)


文化祭の演劇部の演目「永遠の楽園」の配役の発表シーンです。主役を狙っていた万理華は裏方の「召使い・照明」となってしまいます。
(教師役でつみきみほさんが出演しています)


小百合は万理華が主役になれなかったことを案じているのか心配そうな顔を見せますが、笑顔でいつも通りに接していきます。


屋上のシーンでは、一言だけセリフをもらえた万理華が強がって見せています。しかし、主役を射止めた飛鳥がアイスの当たりを引いたのに対し、自分はアイスを落としてしまうなど、陰と陽の対比が描かれていますね。


イントロが始まり、舞台の準備の場面になります。下の写真は、天使の羽の採寸をしているところです。糊を付けた羽に鳥の羽根を投げつけてくっ付ける描写、キレイな映像ですよね。


これは映画「櫻の園」のオマージュのシーンです。万理華が飛鳥が着ている天使の衣装にパーツを縫い付けています。


本番前日のリハーサルのシーン。突然、主役の飛鳥がリハーサルを抜け出してしまいます。主役をあきらめ切れない万理華が夜一人で練習しているのを見てしまっているので、飛鳥もいろいろ悩んだことでしょう。


万理華が代役として指名され、水を得た魚のように生き生きと天使を演じていきます。他のメンバーも万理華の復活を喜んでいるように見えましたが、しかし万理華は飛鳥のことが気になって「やっぱりダメ・・・」と言って飛鳥を探しに走り出してしまいます。


万理華が飛鳥を見つけ、リハーサルは再開します。わだかまりを解消した飛鳥と万理華、それぞれに笑顔が戻ります。


シーンが変わって屋上。遠くを眺める万理華に、小百合が後ろからやさしく身を寄せます。「やりたかったなぁ」とつぶやき、悔し泣きをする万理華をなぐさめる小百合。長いシーンですが、本音をぶつけて泣き出してしまう万理華、そんな万理華を支える小百合のやさしさが沁みます。

回想シーンが終わり、万理華が破ったページを台本に戻して物語は終わります。


これはあくまでもMusicVideoの世界観なのですが、伊藤万理華と井上小百合のプライベートでの関係を知っているファンには演技ともノンフィクションとも取れる場面も多くて、特にラストシーンは印象的です。
「役あり⇔裏方」そして「選抜⇔アンダー」という『選ばれる⇔選ばれない』という部分が現実とも重なって、ラストシーンの万理華の涙は本当の涙だったといいます。

回想シーンは万理華を中心に進んでいきますが、その万理華にはいつも笑顔で接する小百合の心情を追いながら映像を見てみるとまた別の見方ができて面白いです。
仕方がないと一歩引いてみているのか、それとも悔しいのをじっと堪えて気丈に振舞おうとしているのか、ふとしたときに見せる表情をいろいろと考えてみると、面白いと思います。

この楽曲は井上小百合の初のアンダーセンター曲です。

その後、乃木坂 46 OFFICIAL YouTube CHANNELで 2015年12月11日に公開された「乃木坂46 MV Collection 湯浅弘章Ver.」で、伊藤万理華と井上小百合のコメントが紹介されていました。





Jackyの雑談

推し補正を抜きにしても、乃木坂の数ある楽曲の中で人気がある曲だと思います。特に、アンダー曲には名曲が多いと言われていますが、この「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」もその一曲だと思います。

この頃はアンダーライブの黎明期で、この10thシングルでは「アンダーライブ 2ndシーズン」が前回の倍近くとなる17公演で開催されることになって「アンダーメンバー」に脚光が当たり始めた時期でした。

センターを務めたのは井上小百合で、アンダーセンターは初でした。初センターとなった井上小百合のスイッチの入ったキリッとした表情とダンス、そして楽曲が相まって創り出す雰囲気にアンダーライブを知らないファンも全握ミニライブで見ることになり「ついに井上小百合が覚醒した!」と話題になりました。