乃木坂パープルハート

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MVあれこれ -サヨナラの意味-

この「ディスコグラフィ -MVあれこれ-」では、乃木坂46のMV作品紹介をしていきたいと思います。


16thシングル「サヨナラの意味」表題曲です。このシングルでの活動を最後に引退を発表した橋本奈々未が最初で最後のセンターを務める楽曲です。

物語は架空の世界です。かつて争っていた「人」と体に棘を持つ「棘人」(しじん)が、共存していくことを誓った契りを忘れないように、という儀式「棘刀式」を控えての稽古期間が舞台となっています。

棘刀式:棘人のトゲを切り落とす伝統儀式

棘人は「感情の起伏で身体に棘が出てくる」と公式ページでは紹介されていました[1]。

【出演メンバー】
秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、衛藤美彩、北野日奈子、齋藤飛鳥、桜井玲香、白石麻衣、新内眞衣、高山一実、中元日芽香、西野七瀬、橋本奈々未(センター)、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、若月佑美

【特別出演】
嶋田久作

【スタッフ】
監督:柳沢翔


生田絵梨花、高山一実、西野七瀬が「棘刀式」の男役に西野が選ばれた、という話をしています。「棘人」(しじん)を「とげじん」と高山が呼んでいた、という話しも出てきて「かずみんらしいな」と思わずニヤリとさせられる場面でもあります。
(登場する本の著者が「土井八傘」(どいやさん)となっています)


障子で隔てられた隣の部屋にいる棘人を覗き見る3人。目が合うと、思わず障子を閉めてしまいます。しかし、西野は他の2人とは違う感情が沸き起こったようです。


かつて争っていた「人」と「棘人」が、共存していくことを誓った契りを忘れないように、という儀式「棘刀式」が語られています。トゲを切り落とす側の西野と棘人の橋本が握り手(握手)をする場面で、西野はつい手が止まってしまいます。橋本はその状況から手を握らずにその場から走って出て行ってしまいます。妹の飛鳥が心配そうに見ています。


外では「人」と「棘人」がそれぞれ西野と橋本を待っています。


儀式「棘刀式」の本番に向けての稽古が行われています。赤い衣装が棘人で水色の衣装が人、というように分かれています。これまでの服装でも、これが多くの場合に踏襲されています。
(なかなか実現しなかった「御三家のフロント」がここで見られます!)


稽古の様子を撮影する堀未央奈と星野みなみ。何気なくミナミオナのツーショットです。
この後、棘人の齋藤飛鳥とビデオ撮影を巡って揉み合いになります。そこに、西野が仲裁に入りますが、飛鳥のトゲでケガをしてしまいます。


その後、西野が本を読んでいると、絆創膏が落ちてきます。落としたのは橋本。
この本には実はいろいろなネタが仕込まれています。
・出版社が「白橋林檎文庫」⇒白石・橋本・松村(さゆりんご)
・出版社のロゴが、どいやさんとてーんちゃん
・右ページに「マイナスはプラスにする為の準備期間」⇒橋本が敬愛する桑田真澄の名言
・同じく右ページに「それでも、御三家は永遠だから」と続く


「ありがとう」と西野が橋本にお礼を言います。これがきっかけで、2人は自分がいつも読んでいる本を交換します。本の色も「赤い衣装が棘人で水色の衣装が人」という配色を踏襲しています。


万理華が代役として指名され、水を得た魚のように生き生きと天使を演じていきます。他のメンバーも万理華の復活を喜んでいるように見えましたが、しかし万理華は飛鳥のことが気になって「やっぱりダメ・・・」と言って飛鳥を探しに走り出してしまいます。


万理華が飛鳥を見つけ、リハーサルは再開します。わだかまりを解消した飛鳥と万理華、それぞれに笑顔が戻ります。


シーンが変わって屋上。遠くを眺める万理華に、小百合が後ろからやさしく身を寄せます。「やりたかったなぁ」とつぶやき、悔し泣きをする万理華をなぐさめる小百合。長いシーンですが、本音をぶつけて泣き出してしまう万理華、そんな万理華を支える小百合のやさしさが沁みます。

回想シーンが終わり、万理華が破ったページを台本に戻して物語は終わります。

これはあくまでもMusicVideoの世界観なのですが、伊藤万理華と井上小百合のプライベートでの関係を知っているファンには演技ともノンフィクションとも取れる場面も多くて、特にラストシーンは印象的です。
「役あり⇔裏方」そして「選抜⇔アンダー」という『選ばれる⇔選ばれない』という部分が現実とも重なって、ラストシーンの万理華の涙は本当の涙だったといいます。

回想シーンは万理華を中心に進んでいきますが、その万理華にはいつも笑顔で接する小百合の心情を追いながら映像を見てみるとまた別の見方ができて面白いです。
仕方がないと一歩引いてみているのか、それとも悔しいのをじっと堪えて気丈に振舞おうとしているのか、ふとしたときに見せる表情をいろいろと考えてみると、面白いと思います。

この楽曲は井上小百合の初のアンダーセンター曲です。

その後、乃木坂 46 OFFICIAL YouTube CHANNELで 2015年12月11日に公開された「乃木坂46 MV Collection 湯浅弘章Ver.」で、伊藤万理華と井上小百合のコメントが紹介されていました。